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マムコラム:『心を育むマナーの時間』vol.01
新コラムスタート!
『心を育むマナーの時間:和食マナー編』
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F’sエレガントスクールにてウォーキングやマナーの講師として活動されている内野史子さんによる、
新しいコラムが11月からスタート!!ぜひチェックしてみてくださいね♪
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テーマ《今日からできる!お箸の持ち方》
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お箸は、私たちの生活に深く根付いた道具で、和食文化を象徴するものです。
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正しく持つことで、食べ物をきれいにいただけるだけでなく、美しい所作にもつながります。
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みなさんは、お箸の持ち方を意識したことはありますか?
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こちらが、私のお伝えしている正しい持ち方です。
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お箸を持つ位置は、真ん中より少し上が理想です。
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理由は主に2つあります。
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まず、力のバランスが取りやすく、食べ物を扱いやすくなります。
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次に、食材や食器に直接手が触れないため、衛生面においても安心だからです。
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お箸は5本の指で持ち、それぞれ役割を担っています。
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上の箸は親指、人差し指、中指で持ち、下の箸は薬指と小指で支えます。
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「中指は人差し指より少し前」に、「親指は人差し指より少し後ろ」に位置します。
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下の箸は、親指と人差し指の付け根で軽く支え、薬指の爪辺りに置いて動かしません。
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小指は薬指を支える役割をします。
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正しく持つことによって、切る・すくう・つまむ・まぜるといったお箸の機能を十分に活かし、食べ物をスムーズに口に運べます。
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さらに、余計な力を使わず、自然に美しく食事をいただくことができます。
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ただし、指の長さや形は人それぞれ違いますし、指が動かしにくい方もいらっしゃいます。
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多少ずれたからといって気にしなくて大丈夫です。
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左利きの人は、左手で同じように持ってみてください。
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それでは、みなさんもお箸が用意できましたら、一緒に動かしてみませんか?
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動かすのは上の箸です。
「人差し指」と「中指」を上下に動かします。
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親指は力を入れず固定します。
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開く、閉じる、を何度か行ってみてください。
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難しく考えすぎると指が固まってしまいそうですね。
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手に力が入りすぎていませんか?力を抜いてリラックスです。
年齢に関係なく、大人になってからでも習得できますよ。
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私も成人してから学びました。
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正しい持ち方だと、箸がクロスすることはありません。
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このように、人差し指が宙に浮いてしまっていることもあります。
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「絶対に正確な持ち方でないといけない」という決まりはありませんのでご安心ください。
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楽しく食事をすることが一番大切です。
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お子さんの持ち方が気になる場合は、「こうやって持つといいんだって」くらいに留めておいて、時間と心に余裕がある時や、お子さんの機嫌が良い時などに、様子を見ながら声かけをしたり、一緒に練習することができると良いかもしれませんね。
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お箸の持ち方には諸説あり、さまざまな考え方があります。
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本日ご紹介した内容が唯一の正解ではないことをご理解いただけましたら幸いです。
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〜お子さんに教える際の方法や道具ポイント〜
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個人差がありますが、お箸の練習を始めるのは子どもがスプーンやフォークを使って、ある程度一人で食事ができるようになってからが良いのではと思います。
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はじめは、リングがついたトレーニング用の箸を使って、お箸に興味を持ってもらうことも一つの方法です。
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また、キャラクターがついた子ども用のお箸を使って練習してみるのもいいと思います。
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最初は、上の箸から持つ練習をしてみます。
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①上の箸は、「親指、人差し指、中指」で鉛筆を持つように持ちます。
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②上の箸だけを持って、「人差し指、中指」を上下に動かす練習をします。
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③上下に動かせるようになったら、上の箸はそのままで、下の箸を親指と人差し指の付け根に差し込むようにして、お箸を持ち、上の箸だけ動かす練習をします。
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子どもが好きな色や柄のお箸を使って練習ができると、ワクワクしながら喜んで学ぶことができて、とても良いのではないかと思います。
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次回(12月)は、
お正月や結婚式などの祝い事で使われることが多い「祝い箸について」をテーマにお届けします。
お楽しみに!
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毎月15日配信予定ですので、ぜひご覧ください。
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《プロフィール》
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内野史子さん
社会福祉士/精神保健福祉士/ウォーキングインストラクター/マナー講師
2009年 F’sエレガントスクール開校。
呉市を中心に活動中。
正しい姿勢と美しい歩き方の講座やビジネスマナー講座、コミュニケーションについての講座などを開講している。