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コラム:『星のおはなしseason2』vol.11《おうし座》
season1で春夏秋冬に楽しめる星座について教えてくださった
【呉市かまがり天体観測館 山根さん】による『星のおはなし』コラムが帰ってきましたよ♪
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season2では、12星座のお話を毎月紹介してくださいます!
自分の誕生月星座のお話が聞けるので、お楽しみに!
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season1のコラムは下記よりご確認できます。マム版の星座盤もありますので、
ぜひチェックしてみてくださいね♡
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【記事一覧】
*12月コラム『おひつじ座』
*11月コラム『うお座』
*10月コラム『みずがめ座』
*9月コラム『やぎ座』
*8月コラム『いて座』
*7月コラム『さそり座』
*6月コラム『てんびん座』
*5月コラム『おとめ座』
*4月コラム『自分の星座はいつ見える?』
*3月コラム 『星座ってなに?』
*星のおはなし season1コラムへ
*星に関するコラムが始まります♪
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【おうし座(Taurus)】
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4月20日~5月20日に生まれた人の星座とされています。
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冬を代表する星座の1つで、21時頃であれば1月中旬が最も観察しやすくなります。
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おうし座は大神ゼウスが変身した白い牡牛の姿とされています。
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牡牛の右目の部分には1等星であるアルデバラン(意味:後に続くもの)が、背中の部分にはすばる(別名:プレアデス星団)という星の集まりがあり、形も分かりやすいため、とても見つけやすい星座です。
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おうし座の神話
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いくつかの神話が残っていますが、ここではそのうちの1つを紹介します。
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「フェニキアの王女であるエウロパに恋をした大神ゼウスは、エウロパが野原で花摘みをしている時に真っ白い牡牛の姿に変身して近づきました。
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(画像をクリックすると大きく見られます)
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気をゆるしたエウロパが牡牛の背中に乗った瞬間、牡牛は突然走り出し、山を越え、海も越え、最後にはクレタ島へとたどりつきました。
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(画像をクリックすると大きく見られます)
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そして、その地域はエウロパの名前にちなんで、ヨーロッパと呼ばれるようになりました。」
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おうし座のみどころ
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たくさんのみどころがある星座ですが、おすすめは「すばる」と「かに星雲(M1)」です。
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すばるは若い星の集まりで、肉眼では6つほどの星の集まりに見え、双眼鏡や望遠鏡では数十個の星を確認することができます。
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清少納言が書いたとされる枕草子の星の段には「星はすばる。ひこぼし。ゆうづづ。…」というように登場し、昔もすばるが一番面白いと感じていた人がいたようです。
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かに星雲は大きな星が一生の最後に爆発をした後の残骸で、1054年に爆発の光が見えたことが「明月記(著者:藤原定家)」などに記録されています。
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ちなみに、牡牛の左目の部分にあたるアインという星には惑星が見つかっており、その惑星にはかまがり天体観測館が提案した「アマテル」という名前が付けられています。
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(画像をクリックすると大きく見られます)
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1月に見える星空情報
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1月の月の綺麗な時期や見える星座を紹介します♪
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【詳しい星空カレンダー】
1日 元日
初日の出(呉市:7時15分)
3日 月と金星が接近
4日 近日点通過(1年で地球が最も太陽に近い日)
しぶんぎ座流星群が極大
月と土星が接近
5日 小寒
7日 上弦の月
10日 金星が東方最大離角(夕方に見頃)
12日 火星が地球に最接近
13日 成人の日
14日 満月
16日 火星が衝(観察の好機)
17日 土用の入り
18日 金星と土星が接近
20日 大寒
22日 下弦の月
23日 火星とポルックス(ふたご座)が接近
29日 新月
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ぜひ、夜空を見上げてみてね♡
2月のコラムでは、【ふたご座】についてのお話しです!
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お楽しみに!
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〜春・夏・秋・冬のマム星座盤をseason1で紹介していますよ〜
【冬の星座盤】
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(画像をクリックすると大きく見れます)
ぜひ、season1のコラムもチェックしてみてくださいね♡
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*イラスト:片山りを (マムメンバー) 【Instagram:@mainon_design】
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【Back Number】
*12月コラム『おひつじ座』
*11月コラム『うお座』
*10月コラム『みずがめ座』
*9月コラム『やぎ座』
*8月コラム『いて座』
*7月コラム『さそり座』
*6月コラム『てんびん座』
*5月コラム『おとめ座』
*4月コラム『自分の星座はいつ見える?』
*3月コラム 『星座ってなに?』
*星のおはなし season1コラムへ
*星に関するコラムが始まります♪
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●山根さんのプロフィール
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呉市かまがり天体観測館
山根 弘也さん.
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1980年1月28日、広島県生まれ。大学で天体物理学(電波天文学)を学んだ後、山口県萩市にある 萩博物館の天文専門員として、天文学史の研究、教具・教材開発などに従事。2009年より、呉市かまがり天体観測館の館長として 呉市内外を問わず、宇宙の魅力や不思議を伝える活動を行っている。子ども宇宙アカデミーの講師としても活躍中。
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★かまがり天体観測館のHPはこちら
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