コラム
マムコラム:『心を育むマナーの時間』vol.04〜お椀とお箸の扱い方で伝わる心づかい〜
『心を育むマナーの時間:和食マナー編』
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F’sエレガントスクールにてウォーキングやマナーの講師として活動されている内野史子さんによる、
マナーに関する新コラムです!
ぜひチェックしてみてくださいね♪
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【記事一覧】
*vol.3 お箸の取り方と置き方
*vol.2 祝箸から伝わるお祝いの心
*vol.1 お箸の持ち方
*新コラムが始まります
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テーマ《お椀とお箸の扱い方で伝わる心づかい》
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私たちが普段の食卓で当たり前のように使っているお椀やお茶碗、お箸など、みなさんは食事をいただく際、どのように持ち、どのように扱っていますか?
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多忙な生活の中で、「そんなこと考える余裕なんてないよ」という声も聞こえてきそうです。
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本日はそんなお椀やお箸の、丁寧で美しい扱い方についてお伝えしたいと思います。
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絶対こうしなければいけないということではありませんので、気軽な気持ちで読んでくださいね。
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まずここに、お椀とお箸があります。
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お腹すいたー!いただきます!
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美味しそうに食べてもらえると、作った側としてはとても嬉しいですよね。
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それではここで、所作を格上げして、食事の場をもっと豊かに彩ってみましょう!
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説明は右利きの人向けの手順になっていますので、左利きの人は左右の手を反対にして実践してみてください。
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【お椀とお箸を取り上げる】
お箸より先にお椀を持つことがポイントです。
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① お椀を右手で取り上げる
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② 左手も添え、一旦両手で持つ
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③ 左手の人差し指、中指、薬指、小指でお椀の底を、親指でお椀の縁(ふち)を軽く支え、右手を離す
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④ 右手でお箸を取る(親指、人差し指、中指で、お箸の真ん中から少し上辺りを軽く持つ)
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⑤ お箸を左手の「小指と薬指」や「薬指と中指」、または「中指」で軽くはさむ
(小指、薬指、中指のはさみやすい指でかまいません)
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⑥ お箸をはさんだら、右手をお箸に沿わせたまま、上から下へ流れるように移動させる
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⑦ お箸を持っていだだきます(正しいお箸の持ち方は11月のコラムをご参照ください)
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【お椀とお箸を置く】
※取り上げ方の手順を逆にたどります
お椀より先にお箸を置くことがポイントです。
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① お箸を左手の「小指と薬指」や「薬指と中指」、または「中指」で軽くはさむ
※取り上げ方の手順⑤と同じ扱い方です
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② 右手をお箸に沿わせたまま、下から上へ流れるように移動させる
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③ 右手でお箸を持ち、お椀より先にお箸を置く
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④ お椀に右手を添え、一旦両手で持つ
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⑤ 左手を離し、右手で静かに置く
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以上が基本的な流れです。
忙しいと動作が煩雑になり、物の扱い方も雑になってしまうことがあります。
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時間に余裕がある時に、普段使っているお椀やお箸を丁寧に扱ってみてください。
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物を大切に、丁寧に扱う心は、お子さんにも必ず伝わっていきます。
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【お子さんへ伝えること】
お箸を使って食べられるようになったお子さんには、お椀やお茶碗の持ち方を伝えることができると良いですね。
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このような持ち方だと、不安定で落としそうになったり、見た目にも美しくありません。
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お椀やお茶碗の底と縁を軽く支えるように持つと安定し、食事をする相手から見ても美しく、安心感があります。
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興味がない、または嫌がるようであれば、言わない方が良いでしょう。
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急がず焦らず、お子さんの様子を見ながらコミュニケーションをとっていけると、聞いてくれることもあります。
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お椀とお箸の取り上げ方や置き方の所作については、無理に教える必要はないと思います。
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かしこまった食事会など、何かのタイミングがあれば伝えるくらいの気持ちで十分ですよ。
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次回(3月)は、
「ご飯のいただき方」についてお届けします。
ぜひご覧になってください。
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毎月15日配信予定です♪
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【記事一覧】
*vol.3 お箸の取り方と置き方
*vol.2 祝箸から伝わるお祝いの心
*vol.1 お箸の持ち方
*新コラムが始まります
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《プロフィール》
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内野史子さん
社会福祉士/精神保健福祉士/ウォーキングインストラクター/マナー講師
2009年 F’sエレガントスクール開校。
呉市を中心に活動中。
正しい姿勢と美しい歩き方の講座やビジネスマナー講座、コミュニケーションについての講座などを開講している。