コラム
マムコラム:『心を育むマナーの時間』vol.05〜ご飯のいただき方〜
『心を育むマナーの時間:和食マナー編』
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F’sエレガントスクールにてウォーキングやマナーの講師として活動されている内野史子さんによる、
マナーに関するコラムです!
ぜひチェックしてみてくださいね♪
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【記事一覧】
*vol.4 お椀とお箸の扱い方で伝わる心づかい
*vol.3 お箸の取り方と置き方
*vol.2 祝箸から伝わるお祝いの心
*vol.1 お箸の持ち方
*新コラムが始まります
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テーマ《ご飯のいただき方》
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和食において、お米は食事の中心であり、古くから「主食」として大切にされてきました。
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私たちが当たり前のように食べているご飯ですが、かつて日本では、稲作が暮らしを支える基盤であり、ご飯は決して簡単に手に入るものではありませんでした。
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お米を育てるには多くの労力と自然の恵みが必要で、時間をかけて収穫されたお米は、一粒も無駄にしないよう、大切に扱うことが当たり前だった時代もあります。
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こうした背景を踏まえると、感謝していただきたいと改めて感じます。
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それでは実際に、お茶碗によそわれたご飯をいただく際の所作を見ていきましょう。
(お茶碗とお箸の取り上げ方、置き方については2月のコラムをご参照ください)
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ご飯は、お茶碗の手前側から、または左手前(左利きの人は右手前)からいただくと良いでしょう。
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手前から食べ進めると、お箸を動かしやすく、無駄な動きが少なくなるため、自然な所作でいただくことができます。
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お箸でご飯を取る量は、一口に適した量を意識してつまむことが大切です。
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一口に適した量とは、口を大きく開けなくても良い、箸先3cm程度に収まる量を指します。
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口を大きく開けて食べると、相手に配慮のない印象を与えてしまうことがあるからです。
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ご飯粒は、こまめにまとめて口に運びます。
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お茶碗にご飯粒が残った状態は、見た目の美しさを損なうだけでなく、作り手や食材への敬意が足りないように見え、相手に「丁寧さや配慮が欠けている」と感じさせることがあります。
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また、食事の途中でお箸をお茶碗などの食器の上に渡して置くことは、お箸が落ちてしまう恐れがあり、見た目にも乱雑に映るため、避けた方が良い行為の一つです。
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箸置きがある場合は箸置きに、ない場合は小皿の縁などに箸先を掛けて置きます。
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ただし、このような所作は決まりごとではなく、決して押しつけるものではありません。
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例えば自分でご飯を食べられるようになったばかりの子どもが、一生懸命口いっぱいに頬張る姿は愛おしく、かけがえのない宝物のような瞬間です。
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そこに美しい手順は必要ないでしょう。
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また、屋外での食事や親しい人と囲む食卓は、細かな所作よりもリラックスして楽しむことの方が大切ですよね。
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その場の雰囲気や一緒にいる人に合わせて、臨機応変に、自然に振る舞えるといいですね。
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次回(4月15日)は、
「玉子焼きのいただき方」についてお届けします。
ぜひご覧になってください。
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毎月15日配信予定です♪
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【記事一覧】
*vol.4 お椀とお箸の扱い方で伝わる心づかい
*vol.3 お箸の取り方と置き方
*vol.2 祝箸から伝わるお祝いの心
*vol.1 お箸の持ち方
*新コラムが始まります
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《プロフィール》
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内野史子さん
社会福祉士/精神保健福祉士/ウォーキングインストラクター/マナー講師
2009年 F’sエレガントスクール開校。
呉市を中心に活動中。
正しい姿勢と美しい歩き方の講座やビジネスマナー講座、コミュニケーションについての講座などを開講している。