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コラム:『神垣健司の森へ入ろう for kids』vol.03
【記事一覧】
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『トンボの2大スター、オニヤンマとギンヤンマをゲットしよう』
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日本には約200種が分布し、そのうち広島県では96種が記録されています。
トンボは昆虫の中では最も観察や採集が容易なグループのひとつです。
それはヤゴといわれているトンボの幼虫が水中で暮らす水生昆虫であり、成虫が交尾や産卵で水辺に飛んでくるためです。
つまり水辺に行けばトンボの方からやって来るので、水辺で待てば必ずトンボを見ることができます。
ただ、ため池や川、渓流、田んぼなど、それぞれのトンボによって利用する水辺は違います。
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日本のトンボにはオニヤンマとギンヤンマという2大スターがいます。
オニヤンマは夏に姿を見せる日本最大のトンボです。
ヤゴは山地の小川や水路などに住み、夏の終わり頃になるとよく枝にとまるようになります。
そのため夏の終わりがオニヤンマを採るのには最も良い時期です。
一方、ギンヤンマはため池や田んぼ、川など様々な水辺を住みかとして、春から秋の終わりまで姿を見せます。
飛び方は速いのですが、飛んでいるコースが決まっているので、コツをつかめば簡単に採集することができます。
ギンヤンマは雄と雌が連なってゆっくり飛んでいることもあるので、そのときがゲットの最大のチャンスです。
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★トンボのイラスト図鑑
(画像をクリックすると大きく見れます)
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●神垣さんのプロフィール
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*自然系メルマガ「里山を歩こう」の発行人兼「さとやま自然史研究会」代表をされています。
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●イラスト図鑑:
監修:神垣健司
イラスト:片山りを (マムメンバー) 【Instagram:@mainon_design】