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コラム:『身体を整えめざせハッピーライフ』vol.3 

【記事一覧】
*vol.2 『カラダの幹から整えよう!』
*vol.1 『望ましい姿勢ってどんな姿勢?』
*カラダのケアについてのコラムが始まりますよ♪


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『ちょっと待って!間違った腹筋していない?』

腹筋運動と聞くとどのような運動を思い浮かべますか?
実は頑張るほどお腹がぽっこりする『産後にしてはいけない腹筋』があります。
それは、一体どんな腹筋でしょうか。
妊娠中、腹直筋と呼ばれる筋肉は約15cm伸長され、収縮効率、筋力は低下します。
白線と呼ばれる部分を境に、離開する方がいます。
これを腹直筋離開といい、妊娠後期には約65%産後でも約30%発生していると言われています。
この状態で、いわゆる腹筋(クランチ)を行うと筋肉の離開を助長する可能性があります。
ボタンのホールを想像してみてください。
端と端を近づけると、穴は広がります。
この状態が腹直筋にも起こってしまうのです。
産後に腹筋を鍛えようとして、クランチをすることは避けましょう。

では、どのような運動がいいのでしょうか?


簡単に安全にできる運動をご紹介します。

①まず四つ這い位姿勢となってみましょう。

股関節の真下に膝、肩の真下に手首がくるようにします。
肩がすくんだり、腰が反りすぎたり丸まりすぎたりしていませんか?

背骨が長くなる状態を保ちましょう。

③この状態で深呼吸をしてみましょう。

下腹部を背骨の方に引き込みます。
できる方は引き込んだ状態をキープしてみましょう。
この時に背骨が丸まったり反ったりしないように注意しましょう。
お腹を引き締めるには、骨盤底筋群と呼ばれる筋肉を働かすことも重要です。
骨盤底筋群についても、今後紹介していきますね。

次回テーマは

『カラダの土台、骨盤帯を整えよう!』

です。

 

慌ただしい中でも、産後のカラダと向き合うことができるように、次回からも自宅でできるセルフチェックやエクササイズをお届けしていきます。

毎月25日更新ですので、一緒に身体と向き合っていきましょう♪

*イラスト:片山りを (マムメンバー) 【Instagram:@mainon_design

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●冨永 渚さんのプロフィール

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    • 理学療法士
    • 冨永 渚 さん

    にいたにクリニックにて理学療法士として従事。

    【資格】

    ・認定理学療法士(運動器)

    ・pfilAtes認定インストラクター

    ・ピラティスインストラクター

    いつまでもキレイな自分でいたいと思うママたちを応援したい!整形外科勤務で培ったスキルでママたちのカラダを整えたい!との思いから、呉市を中心に活動中。

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