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コラム:『森へ入ろう for kids』vol.07
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『冬の森にぶら下がっている緑の繭を探そう』
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12月になると、落葉樹は葉を落とし始めて、木全体を見通せるようになります。
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そんなときには、枝をよく見てみましょう。
枝にぶら下がっている緑色の繭が見つかるはずです。
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この繭はウスタビガという大型の蛾が作ったものです。
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手の届くところにもついているので、採ってみてください。
繭を振ると、カラカラ音がします。
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これは繭の中に入っている蛹が繭の壁にぶつかる音です。
ウスタビガの繭はとても丈夫で、手で破ることはできません。
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ウスタビガがこんな丈夫な繭を作ることは驚きです。
ちなみにウスタビガは11月頃に成虫が羽化しているので、冬に見つけた繭には入っているのは成虫が羽化した後の空の蛹です。
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ウスタビガは全国に分布し、呉でも近くに森があるところでは町中でも生息しています。
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大きさは羽を開くと10センチくらい、幼虫も大きくなると6センチくらいの長さになります。
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幼虫を触ると「キューキュー」と鳴きます。
また成虫は夜行性のため、夜に光が当たる場所に集まります。
ただ成虫よりも繭の方が簡単に見つかりますよ。
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ぜひ、木を見上げて探してみてくださいね。
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★ウスタビガのイラスト図鑑
(画像をクリックすると大きく見れます)
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●神垣さんのプロフィール
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*自然系メルマガ「里山を歩こう」の発行人兼「さとやま自然史研究会」代表をされています。
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●イラスト図鑑:
監修:神垣健司
イラスト:片山りを (マムメンバー) 【Instagram:@mainon_design】