コラム
コラム:『森へ入ろう for kids』vol.49 〜セミヤドリガ〜
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蝉のお腹についた白い塊を見たことがありますか
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蝉の鳴き声が響く季節になりました。
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ところで蝉を捕ったときに、蝉のお腹に白い塊がついていたことはありませんか。
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特に夕方に鳴くヒグラシに多くついています。
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この白い塊を引っ張ると、割と簡単に蝉のお腹から外れます。
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この白い塊はセミヤドリガという蛾の幼虫です。
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蝉のお腹に寄生して体液を吸って成長し、やがて蝉から外れて糸にぶら下がって草や葉に移動し、そこで綿のような白い繭を作って蛹になります。
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そして10日ほどしたら成虫になります。
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蝉はセミヤドリガに体液を吸われても、死んだりすることはありません。
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寿命に影響するともいわれますが、実際はそこまで悪影響はないようです。
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体液を吸って肝心の蝉が死んでしまったらセミヤドリガも困る訳なので、その辺は上手くやっているのでしょう。
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卵から孵化したセミヤドリガの幼虫は地上付近の木などにとまり、蝉が飛んでくるのを待っています。
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ヒグラシは地面近くにとまることが多いため、どうしてもセミヤドリガが寄生する蝉のほとんどがヒグラシになります。
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それにしてもセミヤドリガがついた蝉は一体どんな気分なんでしょうね。
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【セミヤドリガの飼育とヒグラシについて】
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セミヤドリガがついた蝉を捕まえたときは、セミヤドリガを剥がしてみましょう。
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大きな幼虫であれば、そのまま蘭を作って蛹になるはずです。
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10日ほどで成虫になりますが、小さくて黒っぽい地味な蛾です。
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また、ヒグラシは夕方にカナカナカナと寂しげに鳴く蝉で、山に多くいます。
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灰ヶ峰や野呂山、焼山などの山道を歩いていると、足元からたくさんのヒグラシが飛び出してきます。
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★セミヤドリガ イラスト図鑑
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、(画像をクリックすると大きく見れます)
※PDFを印刷してオリジナルの図鑑を作ろう♪
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●神垣さんのプロフィール
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*自然系メルマガ「里山を歩こう」の発行人兼「さとやま自然史研究会」代表をされています。
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●イラスト図鑑:
監修:神垣健司
イラスト:片山りを (マムメンバー) 【Instagram:@mainon_design】



