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コラム:『森へ入ろうfor kids』vol.11 チョウ
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*3月のコラム (コンクリートに咲く花)
*2月のコラム(仏領ギアナ)
*1月のコラム(ミサゴ)
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*イラスト図鑑が始ります♪(イラスト図鑑の紹介ページ)
*6月のコラム(セミ)
*生き物のコラムが始まります♪
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『初めての蝶の飼育はツマグロヒョウモンがお勧め!』
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蝶の飼育は自然科学に触れるスタートで、教科書などでも紹介されています。
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題材にはアゲハチョウやモンシロチョウが取り上げられていますが、これらの蝶は幼虫が思いのほか虚弱であったり、蝶の幼虫が食べる葉(ミカンやキャベツ)が消毒されていることが多いため、意外に飼育は簡単ではありません。
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そこで初めての蝶を飼育する際には、ツマグロヒョウモンを強くお勧めします。
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ツマグロヒョウモンはかつて西日本を中心に分布する南方系の蝶でしたが、近年は分布を拡大して東日本にも普通に分布しています。
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もちろん呉にもたくさんいて、幼虫はスミレの仲間を何でも食べます。
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特に園芸種のパンジーやビオラをよく食べるので、学校や公園でも普通に見つかります。
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卵から成虫までの飼育期間も短く、年に何回でも(冬でも)発生するので、いつの時期からでも飼育がスタートできます。
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採ってきた雌を、スミレを植えた容器に入れるとすぐに産卵するし、幼虫も道ばたのスミレや公園のパンジーなどで簡単に見つけることができます。
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ぜひ挑戦してみてください。
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*ツマグロヒョウモンの飼育にあたってのポイント*
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Q:足が4本に見えるのはなんで?
▶︎アゲハチョウなどは脚が6本出ていてちゃんと前脚も見えるのですが、ツマグロヒョウモンを含むタテハチョウの仲間は前脚が小さく折りたたまれていて必要なときにしか伸ばさないので、普通に見ると中脚と後脚の4本に見えるからです。
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Q:幼虫は刺しますか?
▶︎幼虫はさしません
幼虫は棘がたくさんあって危険に見えますが、実際には棘ではなくただの突起なので触っても柔らかくて危険はありません。
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Q:幼虫のエサは?
▶︎幼虫に餌を与えるときは、花屋さんなどで買ったパンジーなどは消毒されていることが多いので、道ばたに生えているスミレの仲間の葉を与えてください。
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Q:捕まえるのはメスのちょうちょだけで大丈夫?
▶︎野外で採集した雌はほとんど交尾済みのため、卵を産ませる場合に雄を採る必要はありません。
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Q:ちょうちょのエサは?
▶︎雌を長生きさせるためには、餌を与える必要があります。
、花を入れてもなかなか蜜を吸おうとしないので、スポーツ飲料(アクエリアスなど)をティッシュにしませて、そこに雌をとまらせて、口のところにある口吻を針などで伸ばして先端を染みたティッシュにつけると、やがて吸い始めます。
(餌のやり方はちょっと表現しにくいのですが、実際に見てもらうとすぐにわかります)
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花の蜜は自然界では非常に薄味で、ちょうどスポーツ飲料とほぼ同じ甘さです。
蜂蜜などを与えると、濃すぎてお腹を詰まらせて死んでしまいます。
蝶は前脚で蜜や食草などを確認しています。
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飼育してたくさん観察してみてね♪
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★ツマグロヒョウモン イラスト図鑑
(画像をクリックすると大きく見れます)
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●神垣さんのプロフィール
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*自然系メルマガ「里山を歩こう」の発行人兼「さとやま自然史研究会」代表をされています。
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●イラスト図鑑:
監修:神垣健司
イラスト:片山りを (マムメンバー) 【Instagram:@mainon_design】