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コラム：『森へ入ろうfor kids』No.23 ハッチョウトンボ
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呉でも見られる世界で一番小さいトンボ
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世界一大きいトンボはオーストラリアの体長16㎝のテイオウムカシヤンマ、日本一大きいトンボはオニヤンマで体長11㎝です。
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それでは世界一小さいトンボは何でしょうか？
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実は世界一小さいトンボははっきりと決まってはいませんが、日本のハッチョウトンボも世界一小さいとんぼの仲間に入っています。
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体長は1.8㎝、初めて見た人は蜂のように見えてトンボだとはわからないでしょう。
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雄は赤色、雌は黄色と褐色の縞模様、6～8月頃になると湿地に姿を見せます。
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ハッチョウトンボは呉でも見ることができます。
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灰ヶ峰、野呂山、郷原などの湿地に行って注意深く周囲を探してみてください。
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詳しい場所がわからない方は、野呂山・氷池の遊歩道沿いの湿地をお勧めします。
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個体数は少ないですが、丁寧に探すときっと見つかるでしょう。
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なお、湿地に入ると泥に足が埋まるため、必ず長靴を履いてください。
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★ハッチョウトンボ イラスト図鑑
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(画像をクリックすると大きく見れます)
★6月森へ入ろう イラスト図鑑_ハッチョウトンボ（PDF）
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《ハッチョウトンボの特徴》
ハッチョウトンボはいつも草にとまっていて、ほとんど飛びません。
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探すときは、湿地の草を丁寧に見てください。
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ただハッチョウトンボの雌は生息地を広げるためか、遠くまで飛ぶことがあります。
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かつて呉市中央４丁目の旧呉市役所４階でパソコンの画面に飛んできたハッチョウトンボの雌がいました。
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もしかしたら、旧市内のどこかにハッチョウトンボがすむ湿地があるかもしれません。
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トンボの雌はときに長距離を移動して分布域を広げるという習性を持っています。
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●神垣さんのプロフィール
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＊自然系メルマガ「里山を歩こう」の発行人兼「さとやま自然史研究会」代表をされています。
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●イラスト図鑑：
監修：神垣健司
イラスト：片山りを (マムメンバー) 【Instagram：＠mainon_design】
