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コラム:『森へ入ろうfor kids』No.24 クジャクハゴロモ 

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南米の奇虫・クジャクハゴロモに飛びつかれた話

南米のフレンチギアナで不思議な虫に出会いました。

宿泊しているロッジ前の庭を散策しているとき、木の幹にとまっている大きな虫を見つけました。

大きさは日本のクマゼミくらい、白くて長い尻尾のような物をつけています。

写真を撮ろうと近づくと、ササッと動いて幹の裏に隠れようとします。

敏感な虫のようなので慎重に写真を撮った後、素手でつかもうと手を伸ばしました。

するといきなり飛び立って、なんと私の顔にとまったのです。

そのときの驚いたこと、思わず「うわっ!」という大声が出てしまいました。

すると私に声に驚いたのか、その虫はすぐに飛び去りました。

この虫は南米特産のクジャクハゴロモで、世界的にも有名な虫でした。

ハゴロモという虫はカメムシに近い虫ですが、カメムシのような臭いにおいは出しません。

顔つきはセミによく似ています。

庭木などによくとまっているアオバハゴロモも同じ仲間です。

(アオバハゴロモ)

ハゴロモは幼虫時代にはロウ状物質を分泌して、体にいろいろな飾りをつけていることが多く、クジャクハゴロモは成虫になってもその飾りが残った種類でのようです。

 

珍しい虫なので、今でも捕まえられなかったことが残念です。

 


★クジャクハゴロモ イラスト図鑑 

(画像をクリックすると大きく見れます)

8月森へ入ろうコラム_クジャクハゴロモ-

《ハゴロモについて》

ハゴロモはセミと同じ細い針のような口で植物の汁を吸います。

驚くと、ピョンと跳びはねて逃げる習性があります。

クジャクハゴロモの尻尾もロウでできていて、外敵に襲われると、尻尾を切り離して逃げるそうです。

《神垣さんが撮影したクジャクハゴロモの動画がYouTubeで紹介されています♪》

ぜひ、チェックしてみてくださいね!

★奇抜なスタイルのクジャクハゴロモ(Pterodictya reticularis:仏領ギアナ) (youtube.com)


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●神垣さんのプロフィール

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*自然系メルマガ「里山を歩こう」の発行人兼「さとやま自然史研究会」代表をされています。

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●イラスト図鑑:

監修:神垣健司

イラスト:片山りを (マムメンバー) 【Instagram:@mainon_design

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