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コラム:『森へ入ろうfor kids』No.25ヒメネズミ  

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巣箱に枯れ葉を持ち込んだのは誰だ

春先、森に巣箱をかけました。

その後、観察を続けましたが、この巣箱を利用する野鳥はいませんでした。

野鳥の繁殖期が終わった秋、利用されなかった巣箱を撤去しようと思って巣箱を空けると、巣箱の中にぎっしりと枯れ葉が持ち込まれています。

とりあえず何かがいるかもしれないと思って、巣箱は撤去せずにそのままにしておきました。

数日後、再び巣箱の蓋をそっと開けると、小さなネズミがこちらを見ています。

巣箱に入っていたのはヒメネズミでした。

ネズミの仲間では珍しく木登りが得意な種類です。

どうやらちょうど良い物件があると思って、この巣箱を子育てに使っているようです。

ネズミの仲間はドングリが豊富に実る秋に子育てをします。

巣箱にいたヒメネズミは、私に驚いて巣箱から逃げ去りました。

よく見ると、巣箱の中には小さなヒメネズミの赤ちゃんもいます。

ごめんなさいといいながら巣箱の蓋を閉めて、足早に立ち去りました。

後で近くにセットしたカメラをチェックしたら、ヒメネズミの親はちゃんと巣箱に戻って、赤ちゃんを育てて巣立ちさせていました。

 


★ヒメネズミ イラスト図鑑   

(画像をクリックすると大きく見れます)

9月森へ入ろうコラム_ヒメネズミ

《呉市にすむ野ネズミについて》

●ドブネズミ、クマネズミ-民家や工場などにすむ

●ハツカネズミ-民家周辺にすむ

●ハタネズミ-畑にすむ

●アカネズミ、ヒメネズミ-森にすむ

木の枝に巣を作ったヒメネズミを木登りが得意なアオダイショウ(蛇)が襲うところを見たことがあります。

森には肉食性の動物や蛇など、ヒメネズミを狙う生きものが多くいます。

そのためヒメネズミは夜行性で、とても警戒心が強いです。

ドングリが大好物、秋にたくさんあるドングリを糧にして子育てをします。


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●神垣さんのプロフィール

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*自然系メルマガ「里山を歩こう」の発行人兼「さとやま自然史研究会」代表をされています。

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●イラスト図鑑:

監修:神垣健司

イラスト:片山りを (マムメンバー) 【Instagram:@mainon_design

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