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コラム:『森へ入ろうvol.13』 ウミウシ 

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夏、海辺で「海の宝石」を探してみませんか

夏といえば海ですね。

そして海といえば『ウミウシ』と思うのは私だけでしょか?

最近、海の生き物として人気上昇中のウミウシは、海水浴をする海岸でも簡単に見つけることができる生き物です。

海に行ったら、ぜひウミウシを探してみてください。

ウミウシは漢字で書くと「海牛」、角がある種類が多いので「海の牛」という意味です。

ただ、実際は軟体動物で、ざっくりいえば「背中の貝殻を捨てた巻き貝の仲間」となります。

カラフルな色合いの種類が多く、愛らしい形や仕草から「海の宝石」といわれ、ダイバーなどには絶大な人気があります。

いろいろな海の環境に、それぞれ違った種類のウミウシがいます。

私たちの狙い目はもちろん海辺の岩場潮が引いた後に残った水たまり海岸にある海藻などです。

よーく目をこらして探すと、いろいろなウミウシが見つかります。

呉の海岸で最も多いのはアメフラシ、これは正確にはウミウシではありませんがウミウシと同じ貝の仲間です。

ウミウシでよく見つかるはアオウミウシ、ときにはヒカリウミウシなども見つかります。呉のウミウシはまだほとんど調べられていないので、びっくりするようなウミウシが見つかるかもしれません。


 

★ウミウシ イラスト図鑑  

(画像をクリックすると大きく見れます)

森へ入ろう イラスト図鑑 7月ウミウシ


*ウミウシについて追記情報*

【ウミウシはお家で飼えるの?】

ウミウシの飼育には新鮮な海水が必要なこと、ウミウシによって食べるもの(海藻や小さな海中生物など)が異なり、その調達が難しいので、飼育は諦めましょう。

ペットショップにもウミウシの餌は売ってません。

かつて私もヒカリウミウシ、アカエラミノウミウシ、アオウミウシの飼育にチャレンジしましたが、全て失敗しました。

ウミウシを見つけたら、観察して写真を撮る、飼育は諦めるの精神でいきましょう。

【アメフラシって何?】

大きなソフトボールくらいのアメフラシ、海辺で最も多いウミウシに近い仲間です。

アメフラシを棒などで突くと、紫色の汁をたくさん出します。

この汁はカニなどから身を守るためのもので、この汁が出るとカニが逃げていくそうです。

(実際にこんなシーンを見たことはありません。最初は紫の汁は天敵を目くらませする煙幕かと思っていました。)

、」

夏休みに海に行った時にたくさん観察してみてね♪

 


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●神垣さんのプロフィール

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*自然系メルマガ「里山を歩こう」の発行人兼「さとやま自然史研究会」代表をされています。

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●イラスト図鑑:

監修:神垣健司

イラスト:片山りを (マムメンバー) 【Instagram:@mainon_design

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