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コラム:『森へ入ろう for kids』vol.32 ~フクロウ〜

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*1月コラム(オオムラサキーその2)
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春、フクロウ夫婦は子育て真っ盛り

呉の森での観察では、3月下旬になると母フクロウは木にできた樹洞に13個の卵を産みます。

その後、母フクロウが単独で1ヶ月卵を温め、獲物は父フクロウが運んできます。

卵が孵化するのは4月下旬、5月中旬には母フクロウは樹洞から出て近くの木にとまって雛を見守ります。

雛が巣立つのは520日頃、まだ飛べない雛は地面に飛び降りたり樹洞がある木を登ったりして巣立ちをします。

この時期は雛にとっては最も危険なため、雛に近づくものには見張っている母フクロウが飛びかかってきます。

フクロウが巣立つ頃は、フクロウ観察をする私にとっても危険な時期です。

雛がいる樹洞に近づくときは、母フクロウに襲われないように十分気をつけています。

しかしフクロウは飛ぶときも全く羽音がしないので、飛びかかられてもなかなか気がつきません。

そこでフクロウの鋭い爪で襲われないよう、母フクロウが警戒しない距離まで離れて観察します。

母フクロウが警戒しない距離がわかるまでにはずいぶん時間がかかりました。

今年も十分に気をつけながら、フクロウの子育てを見守っていきたいと思っています。

 

 【フクロウ語 ミニ知識】 

父フクロウが樹洞で卵や雛を温めている母フクロウに獲物を持ってきたとき父フクロウは樹洞の近くにある木にとまって、まず「ホッホ、ホロッコホッホ」(獲物を持ってきた)と鳴きます。

 

樹洞のいる母フクロウが「グワッグワッ」と鳴き返すときは、(獲物を樹洞に持ってきて)という意味母フクロウがしわがれた声で「ボッボ、ボロッコボッボ」と鳴くときは、(樹洞から出て獲物を受取に行く)という意味です。

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★フクロウ イラスト図鑑 

 

(画像をクリックすると大きく見れます)

4月イラスト図鑑_フクロウ

※PDFを印刷してオリジナルの図鑑を作ろう♪

 


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●神垣さんのプロフィール

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*自然系メルマガ「里山を歩こう」の発行人兼「さとやま自然史研究会」代表をされています。

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●イラスト図鑑:

監修:神垣健司

イラスト:片山りを (マムメンバー) 【Instagram:@mainon_design

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