【記事一覧】

＊vol.13（7月）夏にみえる星座たち

＊vol.12（6月）もっとも暑い日！？

＊vol.11（5月）春の星座のみつけかた

＊vol.10　(4月)　春にみえる星座たち

＊vol.9（3月）　星のなまえ

＊vol.8（2月）冬の星座のみつけかた

＊vol.7（1月）　冬に見える星座たち

＊vol.6（12月）　クリスマスのほしのなぞ

＊vol.05-付録　　　星座盤の見方

＊vol.05（11月）　秋の星座のみつけかた

＊vol.04（10月）　秋にみえる星座たち

＊vol.03（9月）　お月見って何？

＊vol.02（8月） 　星の世界の歩き方

＊Vol.01（7月） 　星座ってなに？

＊星に関するコラムが始まります♪

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『夏の星座のみつけかた』

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季節の星座とは、およそ夜８時頃に南の空に見える星座のことです。

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といっても夏は空が暗くなるのが遅いので「夜９時頃に南の空」でよいでしょう。

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季節ごとに季節の星座を見つける目印があるので、それを見つけて、そこから辿っていけば、たくさんの星座を見つけることができます。

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では、夏の星座のみつけかたをご紹介しましょう。

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① 方角を確認する

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北斗七星を探し（第２回コラム参照）、そこからたどって北極星を見つけましょう。

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② 夏の大三角

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夏の星座を探す目印となるのは夏の大三角です。

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こと座のベガ（織姫）、わし座のアルタイル（彦星）、はくちょう座のデネブという一等星たちで形作られ、８月中旬の夜９時頃だと頭の真上あたりに見えます。

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３つのうち一番明るく輝いているのがベガです。そして、彦星が飼っている牛を両サイドに引き連れているように見えるのがアルタイル（ベガよりも南寄りにあります）。

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近くの星を結ぶとできる十字のてっぺんにあるのがデネブ（ベガよりも北寄りにあります）です。

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　　　　　　　　画像　夏の大三角

（画像をクリックすると大きく見られます）

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③ はくちょう座と天の川

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はくちょう座は大きな十字の形をしていて、北十字と呼ばれることもあります。

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デネブは日本語で“尾”という意味ですので、デネブの反対側が白鳥の頭です。

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天の川は白鳥が飛んでいる方向に沿って流れていますので、月のない晴れた晩に星空のきれいな場所で天の川を探してみてください。

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また、白鳥の飛んでいる方向をずっと南に辿っていくと、南の空に１つ明るい星が見つかります。

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この赤い星はさそり座のアンタレスです。さそり座は釣り針のような形をしていて、アンタレスはさそりのちょうど心臓のあたりです。

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そして、さそり座の東側にはいて座があります。

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いて座の目印は６つの星でできたスプーンの形をした星の並び南斗六星です。

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この他、さそり座に乗っかるように大きな将棋の駒の形をしたへびつかい座、蛇使いが持つ蛇であるへび座、蛇使いと頭をぶつけるようにしてヘルクレス座、その西にCの形をしたかんむり座、夏の大三角の中にはや座、隣にはいるか座などがあります。

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〜夏にみられる星座を星座盤を用いて紹介します。親子で探してみてくださいね！〜

【夏の星座盤】

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（画像をクリックすると大きく見れます）

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★夏の星座盤のPDFはこちら

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＊イラスト：片山りを (マムメンバー)　【Instagram：＠mainon_design】

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【今月の星空クイズ】

問題：天の川（銀河）の中心には何があるでしょう？ 

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　① 呉市　　　　　　② 地球

　③ 太陽　　　　　　④ ブラックホール

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★次のコラムで答え合わせをしますので、お楽しみに♪

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【先月の星空クイズの答え】

問題：「火星に対抗するもの」という意味をもつ星はどれでしょう。

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　① ベガ　　　　　　② アルタイル

　③ デネブ　　　　　④ アレンタレス

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正解　③

アンタレスとは「アンチ（対抗する）」と「アレス（戦いの神の名：火星のこと）」から「火星に対抗するもの」という意味です。

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火星とアンタレスは共に赤く明るい天体で空の中で接近して見えることがあるため、この名が付いたといわれています。

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【Back　Number】

＊vol.13（7月）夏にみえる星座たち

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●山根さんのプロフィール

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• 呉市かまがり天体観測館
• 山根　弘也さん
• ．
• 1980年１月28日、広島県生まれ。大学で天体物理学（電波天文学）を学んだ後、山口県萩市にある 萩博物館の天文専門員として、天文学史の研究、教具・教材開発などに従事。2009年より、呉市かまがり天体観測館の館長として 　呉市内外を問わず、宇宙の魅力や不思議を伝える活動を行っている。子ども宇宙アカデミーの講師としても活躍中。

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