冬、呉にも多くのカモ類が越冬のために渡来しますが、その中で最も人気があるのはオシドリです。
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野鳥に疎い人も、オシドリと言えば聞いたことがあるでしょう。
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「おしどり夫婦」のように、仲睦まじい夫婦を例える言葉まであります。
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しかし実際のオシドリはいつもペアでいるわけではなく、年によってつがいの相手を変えます。
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どうやら「おしどり夫婦」は、仲睦まじい夫婦がオシドリに生まれ変わったという逸話からつくられた言葉のようです。
、こうした話は別として、実際のオシドリ雄は日本のカモ類では最も美しい姿をしています。
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そのためバードウォッチング初心者にとっては、憧れの鳥でもあります。
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冬になると、呉周辺の溜め池にも集団で渡来するので、双眼鏡を持ってぜひ探してみてください。
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探すポイントはオシドリが好むドングリができる木(特にアラカシ)が水辺を囲むように林立した溜め池や水源地です。
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呉周辺でオシドリを観察できる可能性が高い場所は、グリーンヒル郷原のすぐ下にある「新池」や安浦町の「野呂川ダム」、江田島市の「鹿川水源地」などです。
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オシドリは人の気配を大変嫌うため、人が姿を見せるとすぐに水辺から奥の林に逃げ込んだり、集団で飛び去ったりします。
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そのためオシドリ観察は忍者のように行動することがコツです。
、オシドリがいそうな溜め池に近づくときは、物陰に隠れながらこちらの姿を見せないように近づきます。
、そして物陰などに隠れながら双眼鏡で、溜め池の木々に覆われた場所を丁寧にチェックします。
、オシドリは人の気配に気がつくと、すぐに水辺から離れて林に逃げ込みますが、少し離れていると、再び水辺に戻ってきます。
、「かくれんぼ」の要領で、ぜひオシドリ観察を成功させてください。
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*自然系メルマガ「里山を歩こう」の発行人兼「さとやま自然史研究会」代表をされています。