冬、里山を散歩していると足元に星形をした不思議な物を見つけることがあります。
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この星形をした物はツチグリというキノコで、初めて見た人はキノコの仲間だと気づかないかもしれません。
、ツチグリは乾燥したときには外皮が閉じていますが、湿った日には外皮が開いて星形になります。
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こうした習性から、「星形の湿度計」や「キノコの晴雨計」と呼ばれています。
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そして根はなくて、晴れた日には風に吹かれて転がりながら移動するため、「晴天の旅人」とも呼ばれています。
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いずれにしても、キノコとしては大変ユニークな存在です。
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また胞子を飛ばす方法もユニークです。
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雨に日にツチグリの中央部に穴が開いて、雨粒が当たったらその衝撃で穴から胞子を煙のように放出します。
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ツチグリは珍しいキノコではないので、気をつけているとけっこう見つかるはずです。
、図鑑では夏から秋にかけて発生すると書かれていますが、呉周辺では一年中見つけることができます。
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自分の観察記録を調べてみると、冬の終わりから春にかけてよく見つけています。
、見つけたら、持ち帰って実験してみましょう。
、乾燥して外皮を閉じているツチグリに、霧吹きをかけると外皮を開いて星形になります。
開く姿が面白いので、ぜひ観察してみてください。
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また中央部に穴が開いていたら、丸いツチグリを横からトントンと指で軽く叩いてみましょう。
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穴から煙のように胞子が出てきます。
乾燥させると長い間そのままで朽ちないので、飾り物にしてもいいかもしれません。
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*自然系メルマガ「里山を歩こう」の発行人兼「さとやま自然史研究会」代表をされています。