前回に続き、今回は「嫌い箸(きらいばし)」や「忌み箸(いみばし)」と呼ばれる、気をつけたい箸づかいの中から、さらに三つをご紹介します。
、日々の食事の中で、お子さんと一緒に確認しながら、少しずつ伝えていけると素敵ですね。
、一つ目は、箸先を相手に向ける「指し箸」
、5月15日配信のコラムでお伝えしたものです。
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二つ目は、食べ物から汁をたらしながら口に運ぶ「涙箸」
、汁がぽたぽたと器の外に落ちてしまい、テーブルを汚すだけでなく、見た目にも美しくありません。
、煮物や汁物をいただく際には特に気をつけて、器の縁で軽く汁気を切るようにして、口に運ぶと丁寧です。
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三つ目は、お箸とお箸で食べ物を受け渡しする「拾い箸」
「箸渡し」とも呼ばれます。
、葬儀の場での遺骨を拾うときの作法を思い出させることから、食事の場では避けたほうがよいとされています。
、箸づかいは、毎日の習慣で無意識についやってしまっていることも少なくありません。
、大切なのは、完璧や正しさを押しつけることではなく、相手を気づかう心。
、目の前の人を思いやる気持ちや、食材・器を大切にする心が、日々の所作に美しさを添えてくれます。
、次回は、この連載の最終回です。
ぜひご覧になってください。
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、。毎月15日配信予定です♪
、内野史子さん
社会福祉士/精神保健福祉士/ウォーキングインストラクター/マナー講師
2009年 F’sエレガントスクール開校。
呉市を中心に活動中。
正しい姿勢と美しい歩き方の講座やビジネスマナー講座、コミュニケーションについての講座などを開講している。
数年前の9月上旬、自然観察のために東京・伊豆諸島の最南端にある八丈島を訪れました。
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八丈島は知る人ぞ知る「光るキノコ」の島、ぜひ光るキノコは見たいと思っていました。
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島に到着すると、すぐにインターネットで調べた「光るキノコの森」を探します。
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しかし近くに行ってもわからずに、近所に人に尋ねると丁寧に教えてくれました。
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その人は、「最近水まきをしていないので、キノコはあまりないかもしれない」と言っていました。
、暗くなってから、道路に面した「光るキノコの森」に入りました。
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ここはビロウヤシの森で、懐中電灯で森の中をウロウロしましたが、なかなか光るキノコは見つかりません。
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やっとエナシラッシタケという小さな光るキノコを撮ることができました。
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その後、駐めていた車まで戻ろうとしたのですが、暗い森の中で自分がどこにいるのか全くわかりません。
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「道路沿いの小さな森」と油断して、森で迷ってしまったのです。
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すごく焦りましたが、運良くインターネットが通じたので、グーグルマップで自分の歩く方向を確認しながら、何とか森から出ることができました。
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ただ、車を駐めた道路まで戻ってきたとき、道路脇の側溝に気づかずに転倒して痛い思いはしました。
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いずれにしても、「夜の森を甘く見てはいけない」と痛感した出来事でした。
、結局、八丈島を代表するヤコウタケという光るキノコは、しっかり整備された「八丈植物公園」で観察できました。
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この公園では毎日のように森で散水しているため、光るキノコもよく生育しています。
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今後、光るキノコを見るために八丈島を訪れる人は、植物公園で観察することをお勧めします。
植物公園の森は、夜でも迷いません。
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●ホタルなどの観察、カブト・クワガタの採集などで夜の森に行く際に注意すること。
、●単独では行かないこと。
、●事前に下調べを十分にしておく。
、●できるだけ道路沿いを歩き、道からあまり離れないこと。
、●長靴を履く。
、 ●危険な動物(呉周辺ではイノシシ、野犬など)をチェックしておくこと。 、●迷わないように、歩いた経路に目印をつけておく。
、 ●明るい懐中電灯を使うこと。 、 。 、、
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