これまでのコラムでは、和食のいただき方や箸づかいの基本を通して、美しく丁寧な所作や思いやりの形をお伝えしてきました。
、最終回となる今回は、マナーを学ぶ上で欠かせない「心」についてあらためて考えてみたいと思います。
、どんなに所作が美しくても、食事そのものを楽しめなければ、本当の豊かさにはつながりません。
、大切なのは「おいしい」と感じる心があること。
、この気持ちがあるからこそ、自然に感謝や思いやりが芽生え、所作も優しく整っていくのです。
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マナーは誰かに正しく見せるためのものではなく、一緒に食事をする人への気づかい、料理を提供してくれる人への感謝、そして食材や季節を味わう心の表れです。
、このような気持ちが丁寧な所作となり、見る人の心にも優しく届いていきます。
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食卓は、毎日の中にある小さな学びの場です。
、大人が食事を味わい、楽しむ姿こそ、お子さんにとって何よりの教科書になります。
、今日のひと口を「おいしい」と感じる心とともに。
、そんな日々の積み重ねが、きっと豊かなマナーにつながっていくことでしょう。
、和食のマナーについての連載は、今回で最後となりました。
、今日の「おいしいね」が、やがてお子さんの心に残り、未来の食卓をあたたかく彩ることを
願っています。
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内野さんのマナーコラム 和食マナー編は今回で最終回となります。 、 毎日使う箸の扱い方や食べ方の中にある心づかいをたくさん教えていただきました! 春頃には洋食マナー編を予定しておりますので、ぜひお楽しみにしていてくださいね♡ 、 お子さんとの食事がちょっとでも楽しく豊かな時間になると嬉しいです♪ バックナンバーも↓からチェックできるので、見逃したコラムがあればぜひご覧ください。 、内野史子さん
社会福祉士/精神保健福祉士/ウォーキングインストラクター/マナー講師
2009年 F’sエレガントスクール開校。
呉市を中心に活動中。
正しい姿勢と美しい歩き方の講座やビジネスマナー講座、コミュニケーションについての講座などを開講している。
9月下旬になると、猛暑が続いた夏も終わりに近づき、秋風が吹き始めます。
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その秋風に乗って、夏に日本で子育てをした鷹が南へ旅立っていきます。
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南へ渡る鷹の代表格はハチクマとサシバです。
、ハチクマは名前のとおりに蜂の子を主に食べる鷹です。
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一方、サシバはカエルやトカゲ、ヘビなどの両生類、爬虫類を主に食べる鷹です。
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これらの鷹は春に日本に渡来して子育てをし、秋になると巣立った若鳥とともに南に渡って行きます。
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こうした渡りをする理由は、食べる獲物に関係しています。
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蜂やカエル、トカゲなどは冬になると冬眠し、姿を見せなくなります。
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そのため冬でも獲物がとれる南に渡っていくのです。
、ハチクマの渡りは9月下旬が最盛期で、少し遅れてサシバの渡りは10月上~中旬が最盛期になります。
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青空が広がる秋、広く見渡せる山頂広場で上空を見上げてみましょう。
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運がよければ、西や南西に飛んでいく鷹を見つけることができます。
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鷹は上空高く飛ぶので、双眼鏡はぜひ持参しましょう。
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そして渡っていく鷹を観察しながら、暑かった夏も一緒に見送りましょう。
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上空を舞っている鷹のほとんどはトビです。
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トビとその他の鷹を見分けるコツは、尾の部分です。
、尾の中央がへこんでいるのがトビ、尾が丸く膨らんで見えるのがトビ以外の鷹です。
、・野呂山のかぶと岩展望台
ハチクマ、サシバともに観察できます。サシバは南に見える島々の上を飛ぶことが多いです。
・休山の山頂展望台
ハチクマは少ないのですが、サシバが多く観察できます。
・灰ヶ峰の山頂展望台
鷹の渡りルートから少しズレているようで、渡りの鷹はあまり観察できません。
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