前回に続き、今回は「嫌い箸(きらいばし)」や「忌み箸(いみばし)」と呼ばれる、気をつけたい箸づかいの中から、さらに三つをご紹介します。
、日々の食事の中で、お子さんと一緒に確認しながら、少しずつ伝えていけると素敵ですね。
、一つ目は、箸先を相手に向ける「指し箸」
、5月15日配信のコラムでお伝えしたものです。
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二つ目は、食べ物から汁をたらしながら口に運ぶ「涙箸」
、汁がぽたぽたと器の外に落ちてしまい、テーブルを汚すだけでなく、見た目にも美しくありません。
、煮物や汁物をいただく際には特に気をつけて、器の縁で軽く汁気を切るようにして、口に運ぶと丁寧です。
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三つ目は、お箸とお箸で食べ物を受け渡しする「拾い箸」
「箸渡し」とも呼ばれます。
、葬儀の場での遺骨を拾うときの作法を思い出させることから、食事の場では避けたほうがよいとされています。
、箸づかいは、毎日の習慣で無意識についやってしまっていることも少なくありません。
、大切なのは、完璧や正しさを押しつけることではなく、相手を気づかう心。
、目の前の人を思いやる気持ちや、食材・器を大切にする心が、日々の所作に美しさを添えてくれます。
、次回は、この連載の最終回です。
ぜひご覧になってください。
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、。毎月15日配信予定です♪
、内野史子さん
社会福祉士/精神保健福祉士/ウォーキングインストラクター/マナー講師
2009年 F’sエレガントスクール開校。
呉市を中心に活動中。
正しい姿勢と美しい歩き方の講座やビジネスマナー講座、コミュニケーションについての講座などを開講している。